にこらのブログ

高度経済成長期に日本で作られたカメラを主に収集してる学生のブログです。

キヤノン キヤノネットの分解修理

 

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キヤノンが1961年に発売し大ヒットを飛ばしたキヤノン キヤノネット初代です。

用意した1週間分の在庫が僅か2時間で完売という

この個体は480000番の2代目となります。

ASA感度が200までしかなく、ガリガリ音がしなく、絞り表示がある個体でした。

 

当時はネオパンSSが事実上の標準でよくてネオパンSSSまでしか使わなかったんでしょうね。多少は余裕を持ってほしいところですが、EEカメラだからなのかな?

 

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現金正価18800円、速写ケース1700円でした。

現金正価と定価が分けられているあたりに時代を感じますよね。

 

キヤノネット発売直後にヒットを確信してか別の用途に取得していた茨城県取手市の土地にキヤノネット専用工場を立てたものの、発売から2年経ってようやく品不足が解消されたという大ヒットぶり。

 

発売から二年半が経過した1963年中頃には遂に100万台を達成。

 

大ヒットの理由はなんてたって露出計連動マニュアルカメラ(F2帯)が22000~27000ほどだった当時に自動露出付き、品質も保証されている高級機メーカー製で18800円ですからね。売れないわけがない。

 

CANON SE 45mm F1.9は4群5枚構成です。

当時(ていうか今もか)F2クラスのレンズは6枚構成が通常でした。

コストダウンの影響なんでしょうね。写りは解像度は悪くないけれど薄味という印象のレンズです(末に作例載せました)

まぁ、高級機のCANON VI-L用のCANON 50mm F1.8IIがダブルガウスの4群6枚構成のためにその差別化だったりするのかもするのかもしれませんが。

 

このあとコニカも5枚玉に追随しHEXANON 47mm F1.9をコニカ SIIIならびにコニカオートSに搭載しました。コニカS、SIIではIIIAと同様の4群6枚のレンズが付いてましたね(風巻氏設計と噂の)(非常によく写ります)

 

nikora060.hatenablog.com

 

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レンズボードを取り外した本体シャシー

完全に本体とは分離できる距離計であったり、レンズボードと本体露出計は接点で繋がっているためにハンダが必要なかったりユニット化が進んでいます。

 

露出計連動範囲外であればレリーズロックが掛かったり巻き戻しボタン自動復帰であったり使い勝手にも配慮されている印象です。

 

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ASA100、1/60で縦にレンズボードと平行になるようにします。

多くのレンズシャッターカメラでは前玉と花形を取り外すとシャッターにアクセスできますが、キヤノネットの場合はスローガバナーの粘りでも絶対に取り外してはなりません。この露出計連動レバーがあるからです。

 

ちなみにマミヤルビー、スタンダード等の機械式追針露出計搭載機も同様です。

あれ、面倒なんですよね ...

 

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親の顔より見たコパルSV

非常に組み立てやすいシャッターで何度やっても驚きますね...

 

スローガバナー、セルフタイマーは取り外し脱脂後給油

 

コパルSVにはスローガバナーのネジが3本のものと2本の物があり、スローガバナ下の2つ穴ワッシャーの組み立て性が上がってる(ネジの代わりに出っ張りで位置固定できるようになっているため)のでそういう改良でしょうね。

 

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キヤノネットはヘリコイドがむきだしになっているために羽根に油が回りやすいのですが、この個体も案の定そうなっていました。リンクを外したあと脱脂~

 

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前板のヘリコイドユニット

 

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いくら羽根油を取り除いても元凶のヘリコイドの油が古いままだと程ないうちに再発してしまうのは想像に難くありません。脱脂した後ヘリコイドグリスを塗って組み立てます。

 

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露出計連動レバー取り付けていませんがレンズ側は完成。

 

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ブライトフレームがガタつくと思ったら外れていました。

接着剤で固定してヨシ

 

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キヤノンの革って接着剤が異様に固くこんなきちんと剥がれるのは久々です。

大体引っ張って歪んでしまうんですよねえ...

 

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レンズ前玉の擦り傷がひどいので部品取り機から拝借してきました。

 

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部品取り機も一枚目と二枚目の間、一枚目がカビていたので清掃。

 

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きれいきれい

 

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1/500と1/1、組み立てるだけでこれだけの精度出るんだからコパルSVはすごい。
どこぞのどっかのシャッターは下手に組み付けると開かなかったりしますしね...

 

セレン露出計もキヤノネットは死んでいるのを見たことがないんですよね。

この個体も1/3段とかその範囲ではわかりませんがデジタルカメラと比べてもそれなりに作動しています。ちなみにキヤノンは他社が露出計メーカーに製造を依頼する中自社で露出計素子を製造していました。

 

そのため1962年頃(ミノルタSR-7 ニコンFフォトミック等)流行したcds化の波に乗れなかったりした(開発完了が1964年になってから)のですがね...

 

ゼロックスが普通紙コピーを特許を振りかざし独占した中、その特許をかいくぐりキヤノンが普通紙コピーを発売できたのも自社でのcds開発があったからです。

現代も自社製センサーにやたらとこだわっている印象がありますが、そういう歴史があるからこそなんでしょうね。

 

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アサヒペンタックスSVの分解修理

前髪がうざったかったのでオールバックヘアで過ごしていたところチンピラみたいと家族に言われて凹んでいるにこらです。どうも。😀😀😀😀

 

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1960年代を通してアマチュア写真家を支えた影の薄い名機アサヒペンタックスSV君です。

 

1962年からアサヒペンタックスSLが発売される1968年までの6年間製造されました。

セルフタイマーが搭載され自動復元カウンターが搭載された外はS2改良型と変わりないので脳内では同機種として扱ってます()

 

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当時製造されたままのシャッター幕を交換していない個体はシャッター幕硬化で作動するものがほとんどなく、かといってライカほど高価で名誉もないために今となっては世間から見捨てられている機種ですね。

 

M42マウント機としては非常に軽量で近代的なカメラとしては必要最低限(過不足ない)の機能を備え(シャッター幕交換さえすれば)ある程度の信頼性を持っているとあっては人気が出てほしい機種なのですがね...私自身そんな使ってないので偉いことはいえまい。

 

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ハードオフとかで見かけるとメッキが傷つく前にとついつい拾ってきてしまうんですよね...ちなみにこのSVはFFさんと物々交換にて頂いたSV3台のうちの1台です。

 

ペンタックスESIIを投げたところSV3台を連れて帰ってきました。

手順を掴むとこれほど楽しいカメラも他にないと思いますね。

 

ペンタックスSPもそうですが、非常に合理的な設計がされている上に精度もいいのでぽんぽん取り付けていけば作動するんですよ。それが気持ちいいんです()

 

S2とかこれよか古いペンタックス、アサヒフレックスのミラーボックスはレリーズ連動棒の嵌め方にコツがいるのでそこでテンションダウンするため嫌い()

 

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スローガバナーはワンウェイクラッチ式のためコマを分解清掃すると非常に心地よく作動します。

 

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ベンジン洗浄

 

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レバーを外した状態であるとちょっとした拍子で外れてしまう巻き上げレバーのゼンマイは若干厄介。ただこれのグリスを塗り替えると別物のように感触が良くなりますね。

 

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フランジバック ヨシ!

 

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シャッター精度ヨシ!(なんで1/500で撮ったんだろ?

 

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以下以前幕交換したペンタックスSVで撮影した写真

ぶっちゃけペンタックスSPでもゼニットEであってもフジカST701であっても同じ物が撮れますが...つまらないことはいわないでね☆

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スーパータクマー55mm F1.8にて

FUJI Superia X-TRA400...もう廃盤で今となってはちょっと懐かしいフィルムですね

 

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スーパータクマー35mm F3.5

 

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スーパータクマー35mm F3.5

KODAK GOLD 200

 

ジャンクセットを購入するとついてくる率が高い&ハードオフでつい拾ってしまうためペンタックスS系は結構な量があるので修理した後FFさんにたまに譲ったり(布教?)してますが使いやすいらしく好評なんですよね。ペンタックスS系の良さが広まればなって思います(何様)

ミノルタSR-1SとSRT101の分解清掃

 

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個人的に1960年代の国産中級一眼レフだとアサヒペンタックスについで良い造りをしていると思っているミノルタNEW SRシリーズ

 

SR-2,SR-1,SR-3,SR-7等の旧世代ボディも造りは悪くないもののNEW SRほどは洗練されていない感じが否めません。

 

SR-7系ボディのユニットシャッターはコパルスケヤの取り付けに酷似してますが果たしてあれに量産性の向上があったのかイマイチ謎ですし。

まぁ、たしかに布幕の取り付けをするといくらかやりやすくなっているものの、それ以上にユニットシャッターの本体への取り付けが大変で。

NEW SRシリーズでまたシャシー取り付けに戻っているところが全てを表しています。

 

SR-1SはSRT101から露出計とファインダー内シャッタースピード表示を取り除いたモデルだそうでどれくらい違うものか比較してみましょ。

ちなみにNEW SR-1だと従来型と同じく1/1000まで省かれていましたが、同価格帯のアサヒペンタックスS2でさえ1961年には1/1000が追加されていたというのに1965年になっても未だに1/1000が搭載されていないのは戦略上良くないと判断したようで1967年のSR-1Sからは1/1000も追加されました。

 

この翌年にはダイカスト前板のアサヒペンタックスSPから露出計を省いたアサヒペンタックスSLが発売されアサヒペンタックスS2はその9年の生涯を閉じました。

まぁ、アサヒペンタックスSLとS2/SVだとまるで造りの違うカメラですし板金前板のS2/SVではミノルタSR-1Sに対抗できないためと判断したんでしょうね。

 

当時もミノルタSR-1とアサヒペンタックスSV/S2で悩んだ人は多かったそうで、ダイカストでしっかりしているけど1/1000のないSR-1か、1/1000はあるけれど板金前板で弱々しいS2/SVか...という地味な販売競争があったそうです。

 

時代は既にフジカラーN100が発売され、カラー時代に突入していくというのに露出計の無い普及型35mm一眼レフカメラは廉価という利点はあったものの次第に人気が薄れ1970年に入るに従い消滅しました。

 

個人的には当てにならない露出計を積んで故障が増えるのと目障りなのと...という理由で露出計無しのカメラが好みだったりします。

 

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SR-1S

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SRT101

 

そのまんま露出計と連動機構が省かれていますね。

 

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そのまんま電池室が省かれています。

ただ気になったのは製造時期の近いであろう両機であるにもかかわらずシャシーの造りに若干の違いがあるということ。SR-1S側の親指上の穴がSRT101にはありません。

 

眺めてみても他はほとんど同じでつまらん()

 

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スローガバナーを取り出したところ。

どこぞのペトリとかいうメーカーの場合はカウンターに調速ダイヤル部分まるごと外さないとスローガバナーが摘出できないのですが、そこはミノルタ、ネジ二本で止まっています。

 

先日北村写真機店で友人と話題になったのですが、ミノルタNew SR系統は巻き上げ時にアンクルが離れリセットされるようになっています。

そういえば、似たような構造を取っているカメラとしてキヤノンフレックスなんかは完全にスローガバナが戻りきってない状態で巻き上げるとアンクルが離れリセットされます。ただ、シャッターとリセット機構が連動できていないため巻き上げをしない場合はジリジリと音を立てながらもどるという。

そういうところに突貫工事さを感じてしまうんですよね~。

どうせならNew SRと同じく巻き上げ時にリセットと統一すりゃよかったのに。

音を立てていても故障じゃないです。

 

不完全燃焼感が漂う記事でしたが、おわり。

新宿、上野散歩

 今週は新宿の北村写真機店でジャンクカメラセールをやっていたので火曜、金曜とにこる君とともに行ってきました。

 

そこで火曜にジャンクで入手したペトリV6IIとペトリマウント28mm F3.5を水曜に分解清掃し本日金曜にもう一度行った際に試写をしてきました。

 

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ペトリマウントの28mmなんて珍しいですよね。

実物に触れたのは初めてでした。存在は知っていたんですけどね。

そういやペトリマウントに専用の1000mmが存在するという話。

受注生産だそうですが何本売れたのだろう。

 

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軍艦部カバーを外したところは一般的な一眼レフと同じですが

 

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底部にはペトリご自慢のカムシャフトが大きく一本入っています。

シャッター1回切るごとに赤い塗料の塗られているスプリングを動力に一回転し絞り、クイックリターンミラー、シンクロ接点を一括して作動させます。この機構の面白いところは時計のゼンマイのように一方向のみに作動し続けることですね。

 

スプリングが巻き上げリンクと垂直に入っているためにベベルギアで90度曲げて伝達するために耐久性については素人目に見ても疑問が残りますね。

 

ニコンF3が縦走りシャッタを採用しなかったのは横の動力を縦に変換するのは故障の発生原因となるため耐久性面で好ましくなかったことで不採用、ハンザキヤノンでは独ツアイスのコンタックスに倣い前面に巻き上げノブを採用しようとしたところベベルギアを採用すると耐久性が劣ったことで不採用になったことはよく知られています。

 

ましてやクイックリターンミラーと自動絞りの両作動を担うスプリングをこうもベベルギアで作動させようとしているのは見ててヒヤヒヤものです()

でも動くんですよね...

 

ちょっと恐ろしいのでミラーボックスは降ろさず脱脂給油とシャッター調整のみで済ませました。あとファインダー清掃とモルト交換ね。

 

ペトリペンタV系統の一軸カムシャフトもそうですが、ペトリフレックス7のシャッター幕リボンがプーリーを介さない直列!!4軸フォーカルプレーンシャッターも中々見どころです。(写真はペトリFTII)

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狂気しか感じないぜ☆

プーリーを介さないため幕速の向上が図れるのはわかるんですけど...

ちなみにスプリング側も同様になっているため大変横幅の大きな一眼レフとなっています。理論上はよくとも実用的に難があるためにどこのメーカーも避けて通るような構造を採用したがるメーカーなんでしょうね。

 

安物だから壊れやすいという評判が立ったそうですが、これを実用にでき、かつ安価で量産できるなら相当な技術力を有していたのは言うまでもありません。

まともな一眼レフ、ペンタックスSP程度の機構なら難なく作れたでしょうから堅実な機構でかつ安価で量産していれば...人気は爆発していたんでしょうけども。

 

 というわけでペトリV6での試写

フィルムは一本目はAgfa APX100のD-76 9:00、二本目はIlford Delta 100のD-76 9:00です。推奨現像時間はIlfordが30秒短いんですが、別々に現像するのは手間だったのとどうせ露出はカンだものという諦めで同時現像...

 

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新宿東南口の監視カメラ

ところで南南東、北北西というふうに方角は北と南を先に読む決まり?がありますが、なぜ新宿駅の東南口は東の方が先にくるんでしょ?

 

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新宿東南口下の雑踏

初め新宿御苑に行こうと決めていたのですが桜満開の季節ということもあり14:00以降は予約制...らしく入れませんでした。残念。

私らはぶっちゃけ入って100mほどの地点にあるベンチで座り込んで長話できればいいので桜なんてどうでもいいんですがね←こらこら

 

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というわけでいつも通り新宿西口へ戻ることに。

 

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南口出たところのガードレール付近、いつ見ても鳩がたむろしてますよね。

誰かが餌でもやっているのかしら?

 

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新宿はいつ見ても何かしら改築工事が行われていますよね。
変貌が激しすぎてついていけません。

 

ちょくちょく新宿西口は来ているつもりですが以前何だったのかすら思い出せません。

まぁ、それこそ新宿中古カメラ市場のビルが無くなれば気がつくとは思いますがその程度...

 

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新宿御苑が入れなかったので上野公園へ。

都営大江戸線に乗って移動

 

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アメ横周辺の飲食店

 

ベトナム人店員が「セキュリティー万全!入ってきてね!!」と呼び込んでいましたが、どういう意味だろう。

時勢柄、コロナウイルス対策万全という意味なんでしょうが...なんでもないです。

 

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10年ぶりくらいに来ました。

 

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いい感じに咲いてます。

 

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開放だったはず

 

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さすがにこの世代のレトロフォーカスタイプの広角レンズは逆光には厳しいですね...


今回の散歩はこんな感じでした。

この後大阪から東京に来ていたさるなし氏とまる君を四谷駅で捕まえて新宿の北村写真機店のジャンク市(本日二回目)に行ったりといろいろあって終わり。

 

おつかれさまでした。

やはりペトリは当時廉価だったといってもそれなりには写りますね。

開放近くの描写はまだニッコールのほうがシャープでキレはある気がしますが、二段も絞ればほとんど変わらない描写を得ることができると思います。

 

まぁ、まだカラーリバーサルも通していないのでなんとも言えないですがね~。

初期型ペンタックスSPの分解修理と戯言

 

 

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なんとなくカメラセットを購入したら入っていたペンタックスSPの初期型。

ナンバーは1006000台。最初期というわけではないですけど初期型の特徴を兼ね備えたものです。

 

ペンタックスSPといえば当時世界で一番生産された一眼レフで総生産台数は400万台ともいわれますね。

 

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初期型の特徴とも言える露出計スイッチ

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マウント部のネジ

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後年のSPではなくなっています。

ちなみにSPFでは復活してたり。

個人的にSPは好きですが開放測光になりより配線が複雑化した(&地味に安っぽい...)SPFは嫌いなんですけどSPでは前板とシャシーの間にワッシャをいれ調整していたフランジバックSPFになりマウント部で調節するようになったため分解修理する上では若干楽ではあります。

 

ちなみにこの初期型SPはマウント部のネジが有る上前板とシャシーの間のワッシャも健在でした。期待した僕がばかでした...

 

それ以上に配線が...

 

youtu.be

 

 

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トップカバーを外しました。

ペンタックスSPは20台以上やったのでトントン拍子で進んでいきますが、カウンター部の構造がまるで違ってニコンFのようにトップに枚数板のリセットゼンマイがある仕様で...面食らいましたね()

 

肝心の写真を撮るのを忘れたんですが中央上にあるのがそのゼンマイ。

二年前の一番初めにカウンター自動リセットのついたペンタックスSV、S2 Superでも巻き上げレバーの着脱でいちいちゼンマイを巻き直す必要のある頓珍漢な設計じゃなかったのでSV設計以前から設計されていたんでしょうね…

 

ちなみにニコンFでは巻き上げレバーの着脱でいちいちゼンマイを巻き直す必要のある仕様ではありません。

 

その上気がついたのが露出計の配線が緑色のエナメル線なところ。

うわ~切っちゃいそう...

 

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プリント基板使用のファインダー露出計一体ユニットはまるで配線が違いますね。

ここらへんは中期と後期でもまるで違うので逐一改良されていたんでしょうね。

回路追ってみたらペンタックスSPご自慢のブリッジ回路じゃなかったりするのかしら。

時間がないのでやりませんでした...

 

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これが後期の回路、中期だとCITIZENのロゴがあったりメーターの挙動がまるでちがうものであったりします。

 

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ダイヤル部分。まるで違う...

ペンタックスSP独自のスマートな設計も初期は洗練されていない感じががが

 

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スローガバナ、中期と変わらん

後期になると材質が一部変更されていたりしますね。

Kシリーズになるまで形状は変わらなかったり(うろ覚え

 

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ミラーボックス。

前期とは挙動がまるで違いますね。

 

全般的にスプリングが強く非常にうるさいです。

カラランッ!というペンタックスSPらしい音はしません。

 

前期と同様手で押し上げることの出来ないタイプです。

 

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ちなみにペンタックスS2等同様傷の非常に付きやすい蒸着のミラーです。

知らん顔して後期の部品取りと交換しました... 

 

 昭和38年4月のアサヒカメラ内のカメラショー特集でアサヒペンタックススポットマチックの記事が載ってましたが、外観は市販版とほぼ変わらずおたまじゃくし状の直径3mmほどの受光部をスクリーン上に出すことによる測光を採用してました。

 

しかし受光角が3°と非常に狭く熟練を要すること、視野上に受光部が現れる不快感から製品版では接眼部にcdsを取り付けることによる平均測光へと仕様変更されました。

 

TTLというのもの自体が非常に先進的なもので「スポットマチック」の名前ばかりが広まってしまったので平均測光の製品版もスポットマチックにしてしまったという逸話がありますね。

 

ちなみに昭和38年4月のカメラショーから一ヶ月後にはTTL測光のパイオニアトプコンREスーパーが発売されていたので後発イメージを植え付けないための作戦だった...のかもしれませんね。

 

部分測光を採用したのはキヤノンであれもスクリーン上のコンデンサーレンズをカットし内部にハーフミラーを埋め込むという高度な技術によって可能にしましたが、中央部が四角く暗くなるのは避けられませんでしたね。

部分測光だと全体の一部の露出を取り出すため画面全体を部分で測り作画意図に合わせ撮影者がラチチュードを勘案し露出を決定する...なんてプロセスをたどる必要がありました。

結果的にキヤノンFTは玄人向けカメラ(キヤノンブースター等の存在も含め)となったわけです。

 

もしペンタックスSPが平均測光を採用しなければこれほどの大ヒットはありえなかったんじゃないですかね。

ペンタックスSPやニコマートFTn、ミノルタSRT101と高度経済成長期のこの時代を10年の長期にわたり彩り続けた名機はどれもTTL測光に各社の工夫と思惑があって面白い時代じゃなかったんじゃないかと思います。

 

参考:カメラレビュー編集部,「適正露出への挑戦」,朝日ソノラマ,昭和59年

第3回鶴見線フォトウォーク(武蔵白石~国道編)

有言実行、えらい

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nikora060.hatenablog.com

前回の続きで第三回鶴見線フォトウォークの武蔵白石駅国道駅間を書こうと思います。とくに名所なんかを書かないテンションは同じです。

 

今回持っていったのはニコンS2とニコンFのセット、

ニコンS2で標準50mm(Nikkor-H.C 5cm f/2.0)

ニコンFで広角35mmと中望遠135mmを(Nikkor-S Auto 35mm f/2.8 Nikkor-Q 135mmf/3.5)使いました。

 

フィルムは何れもAgfa APX 100

D-76にて9:00現像です。

 

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武蔵白石駅~浅野駅間の鉄橋

一昨年ここでNikon Fと35mm使ったよなあ...変わってねえなあ()

 

飽きっぽい僕にとって2年も飽きずに使い続けられるカメラというのはそうそうなく、今回(巻き上げ感触の似ているS2と)二台合わせて10本撮ったのも本当に性の合うカメラということなんでしょうね。

 

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首都高速下に沿って移動

首都高速下の工場の落書き

 

この後すぐそばのセブンイレブンで昼食

 

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35浅野駅から

 

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誰もがスマホしかみてない...

 

そういやさり気なくスマホを取り出したところ、うをくんから「そんな近代的な機器使うんだ」との反応。おい笑

 

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浅野駅から鶴見小野駅まで乗車。

配管にハイカラなステッカーが笑

 

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鶴見小野駅

 

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鶴見小野駅から国道駅までは徒歩で移動

 

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臨港鶴見橋から

 

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ここの河川敷にて休憩

 

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鶴見川沿岸には多くの漁船が係留されています。

前回の入江川沿岸と同じくアナゴ、マダコ、カサゴ、キス等が採れるそう。

 

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浮いてるゴミ

 

 

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投げ入れられたどん兵衛

 

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以前どこかのテレビ番組でやっていた国道駅裏の高架下の住宅群。

 

戦後個人経営だった町工場が騒音問題の発生する住宅街への移住を避け、高架下の騒音によって騒音が帳消しになる高架下に工場兼住宅を持ったのが始まりらしい。

 

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国道駅構内

壁に張り付きながら1秒シャッター。F8だった気がする。

 

1947年らしい雰囲気がするとうをくんが言っていた気がするが、調べてみると開業当時1930年から大きな改築はされていないそう。

 

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1/30 f/2.0開放

 

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35、書体が昭和20年代

 

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これから海芝浦駅へ行くため国道駅から一旦鶴見駅まで戻りました。

出発までしばらく余裕があったためがあったのでここでしばらく雑談

 

そこから海芝浦へ!

 

第3回鶴見線フォトウォーク(子安~扇町編)

 

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一昨年11月に第一回、昨年12月に第二回が行われたuntitledくん主催の鶴見線フォトウォークですが、3月14日に第三回が行われました。

 

第一回は参加したのですが、第二回はちょうどコロナが広まってきた頃で親に参加を止められたのでいけませんでしたので一年三ヶ月ぶりです。

 

 

今回持っていったのはニコンS2とニコンFのセット、

ニコンS2で標準50mm(Nikkor-H.C 5cm f/2.0)

ニコンFで広角35mmと中望遠135mmを(Nikkor-S Auto 35mm f/2.8 Nikkor-Q 135mmf/3.5)使いました。

 

フィルムは何れもAgfa APX 100

D-76にて9:00現像です。

 

昔のニコンはギラメッキで美しい!

もちろん梨地が細やかになってきたニコンF2世代の丸みのあるボディも素晴らしいと思いますけどね。

 

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9:00に京急線子安駅にて集合

 

なんだかんだで一番はじめに到着したようでまずはじめに電話ボックスを撮影。

 

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駅前の路地

 

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この後参加者みんなと合流し住宅街を移動しながら川沿いへ向かいます。

 

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子安は古くから漁業が発展し江戸時代には幕府に海産物を献上する漁港として栄えたそうな。昭和50年代になり水質が改善されると漁業権を必要としないアナゴ漁を中心に出戻り、新規参入漁師が増加、今に至るそう。

 

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昭和50年代から変わっていないであろう漁船風景と近年建てられたであろうタワーマンションとの対比。

 

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入江川に沿って高速道路が走っています。

 

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子安駅そばの木造住宅の立ち並ぶ住宅街を抜け新子安駅へ移動

 

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花月総持寺にて下車

 

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国道駅まで徒歩で移動、鶴見線にて扇町へと移動

 

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一昨年11月に来た際には待合場の屋根は工事中だったものの綺麗な屋根がついていました。

 

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鉄道営業法は明治33年に交付された法律だそうで、仮名交じり文は格好良さを感じてしまいますね。

 

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扇町駅前の街猫?なのかな。

はじめ野良猫だとばかり思っていたのですが、右耳が切られているので去勢されており一応管理はされているんだと思います。

異様に人懐っこい猫たちで7人にカメラを向けられても全く驚く様子も見せず至って普通に過ごしてました。肝座ってんなあ

 

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扇町周辺には化学工場、産業廃棄物処理工場等が並びます。

典型的な湾岸の工業地帯ですね。

 

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スクーターに乗りつつ犬の散歩をしている方が。

犬、ハードだなあーと思ってたんですが、帰りにすれ違った際には犬にスクーターが引っ張られていました。元気w

 

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美しい配管

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多くのカーブミラー

 

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テロ警戒の看板。化学工場爆破でも起こったら大惨事ですもんね。

 

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草に埋もれるスクーター

ここらの地域は工場が立ち並んでいるのでスクーターでもないと生活しづらいでしょうね。

 

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吸ったらハイになれるかな(なれない)

 

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先程の元気なワンちゃん

 

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時間が厳しかったのでここで扇町駅へと戻ります。

 

キリが良いので今日はここまで

明日は武蔵白石駅から国道編書こうと思います。予定は未定。