にこらのブログ(カメラ修理館)

クラシックカメラを修理、収集している学生のブログです。

キヤノンフレックス(初代)を買った話

どうも、にこらです。

新年入って間もないですが、学生特有のお年玉というボーナスが入りまして早速IYHをしましたというお話。

 

タイトルに有るようにキヤノンフレックスを買いました。

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初めて見る方は「なんだこのパチもんキヤノンは?」といった感じですかねw

キヤノンが1959年に発売した、キヤノン初の一眼レフです。

 

これがねぇ、欲しくて堪らなかった笑

キヤノンのカメラ収集を始めてから長らく良い感じの個体を探していたわけですが。某所で10年ほど前にオーバーホール済みという個体を見つけて即買いしてしまったのです。

10年ほど前のオーバーホールじゃそんなに意味なさそうですが、60年前のグリスよりはマシと考えた次第。

 

キヤノンカメラ収集では同時期他社の対抗機種も入手するようしていますが、ニコンF2の後にキヤノンF-1前期を入手したように今回もニコンFのほうが先になっていまいました。

 

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キヤノンメーターRも付属してました。

残念ながらセレンが弱まっていたので実用はできない感じですが。

このころライカM3のMRメーター以降のカメラでは露出計連動が大きな課題となっていました。キヤノンVI型のキヤノンメーターではMRメーターと同じくダイヤルの上に乗っけて連動しますが、こちらではギアで連動する感じですかね。

 

キヤノンフレックスの後に発売されたニコンFでもニコンメーターと呼ばれる連動露出計が発売されていました。

 

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それにしても何故売れなかったんでしょ

届いてからと言うもの、結構な回数空シャッターを切りましたが何ら不具合は発生しませんしどこが悪かったんだか。

総生産数は17000と呼ばれています。

このキヤノンフレックスのシリアルは25000、30000は見たことがなく、10000は捨て番としておおよそそんなものでしょう。

この頃のキヤノンの捨て番が不可解でキヤノンフレックスRPやキヤノネットでは100000から始まっているようです。

キヤノンRFは全機種通してのシリアルでしたが、どうやらキヤノンフレックスから機種ごとリセットが始まったようで10000が捨て番なのもおかしくないかと。あんまり信用しないほうが良いです。勝手な推測なので。

 

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同時にRマウントの35mm F3.5も入手しました。

10222なんて大変若い番号が付いてます。

 

せっかく実用個体を入手したのでそのうちフィルムを入れてみようかな。


戦後のキヤノンカメラだと、あとはキヤノン7とキヤノンSIIキヤノンフレックスR2000で大筋の機械式最高級機は揃う感じですかね。ぼちぼち集めていこうと思います。