ここ半年くらいかな、35mmカメラではいうほど感動はなかったんですが中判でリバーサルフィルムを通してみてその解像感というか立体感に魅了されリバーサルフィルムを使う機会が増えてきました。
中判一眼レフのゼンザブロニカS2なんかも3月に手に入れましたしね。
んで、現像から上がったフィルムをライトボックスで見ていると、まぁやはりカラーバランスが整ってないんですよね。
カラーネガフィルムの場合は焼き付け時に色調調整をするために撮影時には色温度変換フィルター等を噛ませなくても平気なんですが、カラーリバーサルフィルムでは焼き付けの作業がなくフィルムが完成形となるため撮影時に調整しないといけません。
(以下知ったかぶりの駄文)
デーライトフィルムの場合5500Kで正確な色味が出るよう設計されていますが、5500Kはいうならば照明でいう寒色系にあたる色味でして普通の人が思う昼光下は4200Kくらいですから昼光下で撮っても若干アンバーカブリをします。
また、雲天では6500Kともいわれその場合はブルーカブリをしますね。
人間の感じれる色温度の誤差は5ミレッド値とも言われてますが、5500Kと4200Kだと52ミレッド、5500Kと6500Kだと28ミレッドも違うわけで差を感じるのも当然なのです。
以前、ある方にニコン製のLBAとLBBの色温度変換フィルターを頂き使い始めたのですが肝心の色温度がわからん。
ならカラーメーターもいるかな。
それに二枚だけだと自由度は広くないのでこの際ゼラチンのLBフィルターも買っちゃえ!!と。
LBフィルターは残念ながら需要が少ないため生産終了、辛うじてCCフィルターがラインナップに残っているくらいですのでもっぱら中古での購入となります。
新品だと一枚800円ほど、めぼしいのを揃えると3.2万円ほど飛んでいきますが、当時のプロがリバーサルから離れてそれが中古市場に流れており格安で入手できますね。いい時代だな。
カラーメーターなんかも新品だと15万円くらいするんですけどね...これも相当値が下がってます。