にこらのブログ(カメラ修理館)

クラシックカメラを修理、収集している学生のブログです。

CANON EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS IIの修理

ブログのネタがないので随分と昔のネタです。

 

昨年9月頃の話、オフで某氏からレンズを譲り受けたのです。

「AFの故障したEF-Sレンズあるけどばらして遊ばない?」

「はいはい、いりますいります」

と二つ返事で引き受けたのでした。

 

 レンズ名はEF-S 18-55mm F3.5-5.6IS II

EOS初級~中級機の至って普通なキットレンズですね。

 

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至って普通のレンズでも、結構新しいですし一つ気になる点が。

IS、手ブレ補正内蔵なんですね。

デジタル一眼レフで使ってるシグマの17-70mm F2.8-4もEF-S 18-55mm F3.5-5.6USMも手ブレ補正なんていう近代的な機能はついてません。

 

室内で撮影するときはスピードライトで撮影しますし、屋外だったら三脚立てて撮影するので今まで見向きもしなかったわけですけど、一眼レフでの手ブレ補正というものがどんなものなのか体験してみたいと。

 

というわけで修理編。

とりあえずばらしてみると予想通りフレキ切れでした。

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ズーム変動ごとにギロチン運動を繰り替える部分なので切れやすいんですよね。

このフレキはピント位置検出ケーブルのようで断線によって現在のピント位置が検出できない→最短距離行っても帰ってこないという動作不良です。

 

 

どこから流れてきているのか知りませんが、アリババに修理用の専用フレキが販売されているのでソレを購入してみました。ツイートにあるように届くのに一ヶ月もかかったんですね笑

 

キヤノンの中国修理センターとかから流れ出たものなんですかね?

それともサードパーティ

 

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フレキは粘着テープで張り付いているだけなのでペリペリと剥がして交換です。

 

かくしてこのEF-S 18-55mm F3.5-5.66IS IIは実用品となったわけですが、肝心の手ブレ補正というと思ったよりも効果が薄くちょっと落胆笑

目に見えた効果は見えませんが二段くらいならいけるような気もしないでもない。

 

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描写は前に持っていた18-55mm USMよりも描写がシャープで気に入ってます。

シグマの17-70mm F2.8-4は一段明るいだけに描写は申し分ないものの如何せん重いんですよね。

 

ちなみに一昨日上げたこのCanon New F-1の写真もこのEF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS IIとEOS 7Dで撮影したものだったり。

ライティングをしっかりやればキトレンといってもよく写るでしょ。

 

では。