にこらのブログ(カメラ修理館)

クラシックカメラを修理、収集している学生のブログです。

トプコン12×50CFをゲット

おひさです。

 

ここのところ台風の影響もあってか天気が不安定な日々が続いていますね。

ここ数週間は毎週どこかに撮りに行ってますが、二連続で雨、曇りと。

おかげでモノクロフィルム消費が捗ります笑

 

まー、カラーとモノクロだとモノクロのほうが圧倒的に安いので結果的にお財布に優しくなっているのはなんとも。

 

さて、今日も雨だったわけですが、土曜授業終了後午後暇だったものでカラオケボックスで一人で(密になるからね)歌った後にハードオフに行ってきました。

 

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新入荷の青箱を確認してみると、90年代のプラカメと、00年代初頭のコンデジゲームキューブ、ポロプリズム双眼鏡......と至っていつもどおりの青箱の様相を呈していたわけです。

 

だいたい、ハードオフのジャンクにあるような双眼鏡なんてTELSTARだとかSUPER ZENITHだとかOMEGAだとか架空のでっち上げブランド(詳しく知りたい人は板橋双眼鏡で調べてみると面白いかも)や中華の安物がほとんどで見るまでも無いため軽く退けようとすると......

 

え、重いww

 

先に上げたような双眼鏡は元がディスカウントショップで売られているような廉価なものですから本体も軽量なアルミ、あるいはプラスチックで構成されており持った感じからして安っぽいんですが。

 

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銘板に目をやるとトプコン!?と口から出てしまいましたw

「海のニッコー、陸のトーコー」

ニッコーは日本光学(今のニコン)のこと、トーコーは東京光学(今のトプコン)のこと。軍需光学兵器でニコンと双璧だったメーカーです。

日本光学戦艦大和の測距儀を作ったことは有名ですね。

 

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そしてお値段はワンコインと...

別に双眼鏡は集めているわけではないのですが、普段ニコンの双眼鏡を使っている身としては気になるところ。ということでゲットしました。

 

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我が家のニコン 7*50と並べてみました。

日本光学と東京光学の社章が付いています。

どちらも50mm口径なので同じような大きさですが、トプコンの方は12倍。

 

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プリズムの方までカビが回っていたため総分解。

 

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この画像をツイッターに上げたら視軸狂わないかと心配されましたが、前玉の調整部を狂わせなければ精度の良い双眼鏡ならプリズムを外しても視軸はほとんど狂いません。

 

鏡筒を外す分にはねじ込み位置はほとんど変化しないのです。

M42レンズでなぜ毎回指標がほぼ真上に来るかということを考えると理解しやすいかも。あれも個体によって指標位置が微妙に変化するのは摩耗のためだったり(ペンタックスの説明書に記載あり)しますので同じネジ同士なら大丈夫です。多分。

 

まぁ、それもこれも並行器持っていないから苦肉の策なんですよね()

 

先程板橋双眼鏡を散々に貶しましたがこの手法を習得できたのもああいう安いジャンク双眼鏡のおかげでもあるのでなんとも。

 

残骸たちも並行器があれば復活できるのでいつか手に入れたいと思っていますが、カメラだけでそっちには手が回らないのが現状。

 

というわけで組み上げました。

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軽く外のビル群を眺めてみるとやはり定番の7*50のほうが瞳径が大きいため明るいですし、手ブレも少なく見やすいんですよね。

んー、12倍というのは相当微妙な線かもしれません。

 

これが8*30とかなら小型なので使いやすいんですけどねぇ......

 

では。