にこらのブログ(カメラ修理館)

クラシックカメラを修理、収集している学生のブログです。

アサヒペンタックスSVの分解修理

前髪がうざったかったのでオールバックヘアで過ごしていたところチンピラみたいと家族に言われて凹んでいるにこらです。どうも。😀😀😀😀

 

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1960年代を通してアマチュア写真家を支えた影の薄い名機アサヒペンタックスSV君です。

 

1962年からアサヒペンタックスSLが発売される1968年までの6年間製造されました。

セルフタイマーが搭載され自動復元カウンターが搭載された外はS2改良型と変わりないので脳内では同機種として扱ってます()

 

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当時製造されたままのシャッター幕を交換していない個体はシャッター幕硬化で作動するものがほとんどなく、かといってライカほど高価で名誉もないために今となっては世間から見捨てられている機種ですね。

 

M42マウント機としては非常に軽量で近代的なカメラとしては必要最低限(過不足ない)の機能を備え(シャッター幕交換さえすれば)ある程度の信頼性を持っているとあっては人気が出てほしい機種なのですがね...私自身そんな使ってないので偉いことはいえまい。

 

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ハードオフとかで見かけるとメッキが傷つく前にとついつい拾ってきてしまうんですよね...ちなみにこのSVはFFさんと物々交換にて頂いたSV3台のうちの1台です。

 

ペンタックスESIIを投げたところSV3台を連れて帰ってきました。

手順を掴むとこれほど楽しいカメラも他にないと思いますね。

 

ペンタックスSPもそうですが、非常に合理的な設計がされている上に精度もいいのでぽんぽん取り付けていけば作動するんですよ。それが気持ちいいんです()

 

S2とかこれよか古いペンタックス、アサヒフレックスのミラーボックスはレリーズ連動棒の嵌め方にコツがいるのでそこでテンションダウンするため嫌い()

 

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スローガバナーはワンウェイクラッチ式のためコマを分解清掃すると非常に心地よく作動します。

 

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ベンジン洗浄

 

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レバーを外した状態であるとちょっとした拍子で外れてしまう巻き上げレバーのゼンマイは若干厄介。ただこれのグリスを塗り替えると別物のように感触が良くなりますね。

 

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フランジバック ヨシ!

 

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シャッター精度ヨシ!(なんで1/500で撮ったんだろ?

 

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以下以前幕交換したペンタックスSVで撮影した写真

ぶっちゃけペンタックスSPでもゼニットEであってもフジカST701であっても同じ物が撮れますが...つまらないことはいわないでね☆

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スーパータクマー55mm F1.8にて

FUJI Superia X-TRA400...もう廃盤で今となってはちょっと懐かしいフィルムですね

 

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スーパータクマー35mm F3.5

 

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スーパータクマー35mm F3.5

KODAK GOLD 200

 

ジャンクセットを購入するとついてくる率が高い&ハードオフでつい拾ってしまうためペンタックスS系は結構な量があるので修理した後FFさんにたまに譲ったり(布教?)してますが使いやすいらしく好評なんですよね。ペンタックスS系の良さが広まればなって思います(何様)