にこらのブログ(カメラ修理)

クラシックカメラやセミクラシックカメラを収集、修理しています

EPSON PX-M5081F入手とヘッドクリーニング

 

台風10号がジョギング並みの速さで日本列島到来していますね。

ここ数日は東京も非常に天気が悪く、時折晴れるものの雨が降ったり止んだりの天候が続いています。

 

以前から画策していたA3複合機を導入しました。

EPSON PX-M5081FというSOHO向けのFAX付きビジネスインクジェットになります。

これまで、CANONのMB5130とMB2130という顔料ビジネスインクジェットをメインに使っており、家庭用インクジェットプリンターに比べ、レスポンスの速さとADF(自動原稿読取り装置)の利便性を享受していました。

 

しかし、MB5130とMB2130ともにA4まで対応の小型複合機だったこともあって、主にスキャナーをメインに使う身としてはA4雑誌の見開きスキャンができるA3複合機に買い替えようと画策していたのでした。

 

導入とはいえ、ジャンクでタダ同然だったわけですが...

 

EPSONの顔料機ということもあり、もはやプリンターであることすら怪しくなるほどにプリンターヘッドが詰まっています。

こうなってしまうと、プリンター設定上のヘッドクリーニングでは効力も期待できず、分解し洗浄するしかありません。

 

価格コムでみてみると、レビューでヘッドの詰まりやすさについてけちょんけちょんにいわれていますね。これは仕方ないかな。

 

カートリッジインクを確認すると、ブラックは大容量インクに交換されていましたが、購入時に付属するセットアップインクでした。

 

2020年製造の機体ですから、購入後一度も交換されていないことになりますね。

そりゃ詰まるわ...。

 

以前もEPSONインクジェットプリンターはヘッドクリーニングをしたことがあり、EPSONおきまりのプリンタヘッドの取り付けになっていました。

 

トップカバーのネジを一本外したあと、プリンタヘッド左右にあるノッチをドライバーでもなんでも細いもので押し、インクカートリッジ接点を取り外します。

 

プリンタヘッド四隅にあるネジを外したあと、コネクターから引き抜いてヘッドを取り外します。プリンタヘッドはCANONのように接点で繋がっているわけではなくFPCで繋がっているため、勢いよく取り外さないように注意が必要です。

 

プリンタヘッドも四隅のネジを外すとインクガイドとヘッド部分で分離できます。

CANONのバブルインクジェットヘッドを見慣れていると、ピエゾ式のヘッドは奇妙な感じがしますね...。

 

プリンタヘッドをエタノールに漬けてみたり、業務用超音波洗浄機で洗浄してみたり、シリンジで圧力をかけてみたり...

 

 

結果。マゼンタが全く出てこない...。

こりゃ困ったな。プリンターとしてはブラックインクしか使わないだろうからあまり深堀りしないことにします。

 

肝心のスキャナー機能

A3までADF対応のスグレモノで、これまで複合機もスキャナーも結構な台数買ってきましたが初のA3対応機なので期待が高まります。

 

ADFは両面対応なものの、スキャナー自体は片面しか搭載していないようで、自動両面印刷プリンターのように一旦ひっくり返してから再びスキャンをするため非常に時間がかかります。

 

これまで使っていたCANONのMB5130では、両面にスキャナーがついており、複合機にしては爆速でスキャンができていたためちょっと物足りない感じはしますね。

 

A3フラットベットスキャナーの威力

見開きB4広告二枚を横に並べて同時スキャンしてみました。

これまでは画像編集で合成していましたから物凄い進歩です。