先週の火曜日だったか、所要で新宿へ行ったわけですが帰り際に寄ったお約束のABC-MARTの上の某カメラ店で綺麗なキヤノンIVSbを見かけたんですね。
値札にはキヤノンIIIAと書いてありましたが、シンクロ接点(X)が付いているたため間違いでIVSbというのはその場でわかりました。
出して見せてもらうとメッキの傷もサビもほとんどなく非常に綺麗な状態で。
当時のシャッター幕のままのようで先幕と後幕は癒着してますが、なにせ1952年のカメラですから仕方ないでしょう。
IIIAと間違えられているからか知りませんが、お値段もそこそこお安い。
IVSbはキヤノンレンジファインダーで一番初めに購入した機種ですから懐かしいですし、綺麗だからありだなあと。
そこであることを思いついたんです。今は15時。明日は休日。
...24時間以内に撮影、現像までできるんじゃね
先程キヤノンIVSbが一番初めに購入したキヤノンレンジファインダーと書きましたが、一番はじめのは壊してしまったんですよね。それ以来です。
シャッター幕はこの有様。
竿で巻きつけるタイプのシャッター幕ですから、先幕と後幕のゴムが溶け癒着しています。まぁ、竿に挟み込むタイプであってもこれだけ劣化していては交換以外の術はないですけどね。
触るたびにボロボロ崩壊してきます。
...これが溶剤類につくたびに手にべとついて真っ黒け
下手なモルトプレーンよりたちが悪いですわ。
シャッター幕の付いていたシャッタードラムの清掃と入り込んだシャッター幕の残骸の清掃
フレームも外され何もなくなったIVSb
んで冒頭のこの状態に。
テンションドラムです。
上が後幕用、下が先幕用、これを動力源としシャッター幕を作動させています。
スプリング上に塗布された古いグリスを落とし新たなグリスを塗りつけます。
接着剤硬化時間の関係で先にシャッター幕を制作します。
古い幕から取り外した竿
できました。
シャッター幕の接着剤硬化を待っている間に他の箇所をやります。
底部のアイドルギア、キヤノンIV型だとここにシャッターブレーキがあるんですよね。
他にもスローガバナの洗浄注油を行いました。
本体側を組み立て。
シャッター幕の組み込み
シャッター幕の接着剤硬化を待つため一晩置いてからシャッター幕速調整を行い、シャッター側は終わり(シンクロ切り替え接点のケーブルはこの後取り付けました。)
距離計側はほとんど写真撮ってません...
組み立て
一番初めに購入したキヤノンIVSbに付けていたCANON 50mm F1.8Iを。
フィルムを装填して散歩へ
現像
現像液を今月から替えた&慣れてないフィルムのためちと薄くなってしまった...
シャッタームラを見るために1/1000で試写
スキャン終わったのは18時でしたが、現像は15時にやったのでヨシ!!