シャレオツブログみたく最初だけNikon D800で()
ご無沙汰してます。
半年前に自室に念願の常設フルサイズコンポ(オーディオ)が設置でき、以来日々使っています。
CDプレーヤーやUSB DACは設置せずレコードプレーヤー、FMチューナー、アンプという70年代にありがちな3セットになっていますが、いかんせんレコードの入手に困る。
76年パイオニアで揃えました。素晴らしいですね、惚れちゃいます。
同じシリーズで揃えたときの統一感
— にこら (@nikora060) 2022年10月10日
パイオニアSA-9800かっこええええ pic.twitter.com/OczN2S5YYI
さて、レコードの入手。
近頃は若者を中心にレコード復権などと叫ばれており、街中のレコードショップも活気づいているようですが、ふらっと眺めた限りそれなりに高価。
それはそうです、維持費人件費等かかっていますし、完全な嗜好品となった現在となってはプラスアルファな価値も加わっているのは否めませんね。むしろ適正価格な気はします。
しかし、ある程度の枚数をこなさなければ楽しくない、んでもそれほど金銭的に余裕がある訳ではない、それなりに楽しめる方法を考えるという趣旨です。
やはり出身元はハードオフ。あの青箱に大量に入っているジャンクレコードです。
なんといっても一枚100円です。タムロンアダプトールレンズよりは高価ですが、缶コーヒーと同価格というのはなかなか。
気に入ったアルバムは一旦カゴにセーブし、一枚一枚カビやチリは後々取り除けるためキズをチェックしたのち購入。
前所有者が大量に売りに来るというケースが多いようで、一旦好みなアルバムが見つかるとコロニーが見つかるように同じアーティストやジャンルが見つかりたちまちカゴは溢れます。
たいてい外袋はやれており、そのおかげでみすぼらしく見えますが、交換してあげるとずいぶんと上等になります。
内袋に至っても、多くは購入当時のものでシワが多く、チリやカビの温床となっているため一律に処分してしまいます。一枚およそ10円ほど。
さて、レコードの清掃。
エタノールに対するポリ塩化ビニルの耐薬品性は、軟質は完全にアウト、硬質であっても若干の影響があるようでなるべくエタノールは使わないようにします。
わたしは花王マイペットを水と1:20ほどに希釈したものを使用しています。
界面活性剤の作用で静電気が発生しづらくなり実用的です。
軽くチリを払い、その状態で取り敢えず再生しちゃいます。
あんまし高価な針を使っている方はやめたほうがいいかもね。
チリを払うためのハケは100円ショップにて調達。
毛先がかためのハケは同心円状に払うために使用します。どちらも美容コーナー(ファンデーション用)にて見つけました。
一旦溝を針が走るため、綺麗にみえたレコードも溝に入り込んでいたチリが掻き出されチリまみれになりましたね。これをやわらかいハケにて放射線状に払い、
毛先のかためのハケで同心円状に溝から再び掻き出します。
これで極小のチリもおおよそ取り除けました。
結局、50マイクロメートルの幅にて溝が構成されているレコードでは完全にチリを除くことはむずかしくある程度で妥協した方がいいかんじです。わたしは諦めました()
ぶっちゃけ、ヘッドフォンではなくスピーカーから聴くときにはそれほど気になりませんし。
シングルならこうして超音波洗浄機で無理やり洗うことができるんですけどね。
状態のわるいレコードを清掃した際には、いくらダイヤモンドとはいえ紙しか切断していないハサミが摩耗する原理と同じく分子が欠け摩耗が発生するそうですからあまし高価な針は使わないほうがいいかもしれませんね。
それこそ、あまりに枚数をこなす人はジャンクでフルオートプレーヤーをそれこそジャンクで購入してきて清掃用に使用するなんかでもよさそうですが。
そうそう、CD普及以後のあの廉価なフルオートプレーヤーはほぼ某社のOEMでオーディオテクニカ製ATL-3600Lが使用できたりします。一個1800円ほどと非常にリーズナブルで清掃用というのも可哀想ですが、消耗品と割り切ればよさげかも。
こんなところです。では~。