今週は新宿の北村写真機店でジャンクカメラセールをやっていたので火曜、金曜とにこる君とともに行ってきました。
そこで火曜にジャンクで入手したペトリV6IIとペトリマウント28mm F3.5を水曜に分解清掃し本日金曜にもう一度行った際に試写をしてきました。
ペトリマウントの28mmなんて珍しいですよね。
実物に触れたのは初めてでした。存在は知っていたんですけどね。
そういやペトリマウントに専用の1000mmが存在するという話。
受注生産だそうですが何本売れたのだろう。
軍艦部カバーを外したところは一般的な一眼レフと同じですが
底部にはペトリご自慢のカムシャフトが大きく一本入っています。
シャッター1回切るごとに赤い塗料の塗られているスプリングを動力に一回転し絞り、クイックリターンミラー、シンクロ接点を一括して作動させます。この機構の面白いところは時計のゼンマイのように一方向のみに作動し続けることですね。
スプリングが巻き上げリンクと垂直に入っているためにベベルギアで90度曲げて伝達するために耐久性については素人目に見ても疑問が残りますね。
ニコンF3が縦走りシャッタを採用しなかったのは横の動力を縦に変換するのは故障の発生原因となるため耐久性面で好ましくなかったことで不採用、ハンザキヤノンでは独ツアイスのコンタックスに倣い前面に巻き上げノブを採用しようとしたところベベルギアを採用すると耐久性が劣ったことで不採用になったことはよく知られています。
ましてやクイックリターンミラーと自動絞りの両作動を担うスプリングをこうもベベルギアで作動させようとしているのは見ててヒヤヒヤものです()
でも動くんですよね...
ちょっと恐ろしいのでミラーボックスは降ろさず脱脂給油とシャッター調整のみで済ませました。あとファインダー清掃とモルト交換ね。
ペトリペンタV系統の一軸カムシャフトもそうですが、ペトリフレックス7のシャッター幕リボンがプーリーを介さない直列!!4軸フォーカルプレーンシャッターも中々見どころです。(写真はペトリFTII)
狂気しか感じないぜ☆
プーリーを介さないため幕速の向上が図れるのはわかるんですけど...
ちなみにスプリング側も同様になっているため大変横幅の大きな一眼レフとなっています。理論上はよくとも実用的に難があるためにどこのメーカーも避けて通るような構造を採用したがるメーカーなんでしょうね。
安物だから壊れやすいという評判が立ったそうですが、これを実用にでき、かつ安価で量産できるなら相当な技術力を有していたのは言うまでもありません。
まともな一眼レフ、ペンタックスSP程度の機構なら難なく作れたでしょうから堅実な機構でかつ安価で量産していれば...人気は爆発していたんでしょうけども。
というわけでペトリV6での試写
フィルムは一本目はAgfa APX100のD-76 9:00、二本目はIlford Delta 100のD-76 9:00です。推奨現像時間はIlfordが30秒短いんですが、別々に現像するのは手間だったのとどうせ露出はカンだものという諦めで同時現像...
新宿東南口の監視カメラ
ところで南南東、北北西というふうに方角は北と南を先に読む決まり?がありますが、なぜ新宿駅の東南口は東の方が先にくるんでしょ?
新宿東南口下の雑踏
初め新宿御苑に行こうと決めていたのですが桜満開の季節ということもあり14:00以降は予約制...らしく入れませんでした。残念。
私らはぶっちゃけ入って100mほどの地点にあるベンチで座り込んで長話できればいいので桜なんてどうでもいいんですがね←こらこら
というわけでいつも通り新宿西口へ戻ることに。
南口出たところのガードレール付近、いつ見ても鳩がたむろしてますよね。
誰かが餌でもやっているのかしら?
新宿はいつ見ても何かしら改築工事が行われていますよね。
変貌が激しすぎてついていけません。
ちょくちょく新宿西口は来ているつもりですが以前何だったのかすら思い出せません。
まぁ、それこそ新宿中古カメラ市場のビルが無くなれば気がつくとは思いますがその程度...
新宿御苑が入れなかったので上野公園へ。
都営大江戸線に乗って移動
アメ横周辺の飲食店
ベトナム人店員が「セキュリティー万全!入ってきてね!!」と呼び込んでいましたが、どういう意味だろう。
時勢柄、コロナウイルス対策万全という意味なんでしょうが...なんでもないです。
10年ぶりくらいに来ました。
いい感じに咲いてます。
開放だったはず
さすがにこの世代のレトロフォーカスタイプの広角レンズは逆光には厳しいですね...
今回の散歩はこんな感じでした。
この後大阪から東京に来ていたさるなし氏とまる君を四谷駅で捕まえて新宿の北村写真機店のジャンク市(本日二回目)に行ったりといろいろあって終わり。
おつかれさまでした。
やはりペトリは当時廉価だったといってもそれなりには写りますね。
開放近くの描写はまだニッコールのほうがシャープでキレはある気がしますが、二段も絞ればほとんど変わらない描写を得ることができると思います。
まぁ、まだカラーリバーサルも通していないのでなんとも言えないですがね~。