今じゃありえない話ですが、三角形のペンタプリズム部の上に取り付けるには強度が不安だったのか1960年代の一眼レフカメラにはアクセサリーシューの付いていない一眼レフカメラが多数ありました。
綺麗な三角形のペンタプリズム部のデザインが崩れるのを嫌ったのかもしれません。
先進的な一眼レフカメラの象徴的なものですから。
ニコンFもペンタックスS2も、ミノルタSR-1も口裏を合わせたように付いていません。
アクセサリーシューが標準装備になるのは早くは1964年のキヤノンFXからありますが、一般化するのは主流がホットシューになった1970年代前半の話です。
シューがなければフラッシュ発光器を取り付けるのにも不便しますから、各社別売でアクセサリーシューを取り付けるアダプターを発売してました。
各社のシューアダプターを並べてみました。
右上から、ペンタックス、ミノルタ、オリンパス、コニカ、ニコンですね。
中でも風変わりなのがオリンパスで、各社がホットシュー時代になり配線の都合上標準装備になる中、ここだけは着脱式のを採用してました。
その上、他社とは違うネジ取り付けになっていたり他とはちょっと違う感じがしますね。
書いていて思い出しましたが、ミノルタSRのSR-1/SR-3用とSR-7用ではアクセサリーシューの種類が違うのでご注意。
SR-7だと露出計の窓がプリズム隣に増設されたため、形状が変更されているのです。
では。