おはこんばんは。にこらです。
先日修理依頼を頂き修理したニコンF2前期型の記事です。
もう既にお返ししているので手遅れ感も否めません。
まぁ人によって前期中期後期型......と分類するのは違和感を感じるかもしれません。
一般的に使われるシリアルの上3桁は728で巻き上げクランク、ミラー支え棒も前期型型の特徴を持っていますから前期型で良いでしょう。
奥のシルバーのF2は部品取り機です。一緒に預かりました。
症状は一部の外装部品が外れているので部品取り機から移植してほしいというもの。
しっかし、巻き上げてみるとトップカバーがガタついているし、巻き上げレバーにもガタツキが。
とりあえずは前板、ミラーボックスを外し部品移植とスローガバナを外して清掃注油
よく見るとカウンターの窓も破損していたので交換するためトップカバーの分解
(その後部品取りから移植しました)
巻き上げレバー下のリングがまともに締まっていないことに気がつく
ただならぬ違和感を感じながらトップカバーを外す。
巻き上げ兼カウンター部品(俗に巻き上げメタルとか言われてますが正式名称わからん)を外すとなにか足りない。
この真鍮製スペーサーが足りないのでした。
他の箇所は割と丁寧にやっていただけに、おそらく前の修理者はこの部品を失くし失意で雑に組み上げたんでしょう
それでも中古市場に流すのはいただけないけどね
スペーサー部品を補充すると巻き上げレバーのガタツキもなくなりF2らしいスムーズさに戻りました。
それにしてもニコンF2はシャッターが正確ですね
まだ新しい(?からかな
色々と組み上げておしまい
では。