にこらのブログ(カメラ修理館)

クラシックカメラを修理、収集している学生のブログです。

部品取り買ったら普通に動いた話

随分前、自分の愛用しているセコニックスタジオデラックスL-398の光球取り付け部分がひび割れていたので露出計算ダイヤル部分が外れてたり色々と外装の損壊している部品取りの同機種(銘板欠品しているので詳細は不明)を購入し光球取り付け部分を交換したのです。去年の年末くらいだったかな。

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しかし、その部品取りしてしまったスタジオデラックスも自分のスタジオデラックスと全く同じ値を示しているほどに元気がよくこのまま外装損壊で朽ちていくのは腑に落ちなかったのです。

 まぁ、自分こういう趣味を長く続けているだけあって動く、あるいは動く見込みのあるものって放っておけないんですよね。

これが僅かな投資で復活できるならばしたいと思ってしまう性分でして。

 

それで某ネットオークションを見ていたら外装きれいで不動品のスタジオデラックスL-28c2が出てて。

L-28cとL-398はマイナーチェンジの関係ですからきっと外装の互換性もあるだろうと踏んで先述のL-398と外装をとっかえてやろうと落札したのです。

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L-28c2

1976年発売のL-398の一つ前の機種で1970年発売らしいです。

まだ中判カメラにも露出計が内蔵されていなかった時代で結構需要があったのか中古市場で長期間製造されたL-398と同等によく見かけます。

 

不動の原因

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届いてよく見てみると光球の上に取っ手が見える(汗

あ...HIGHスライドが入ったままでした。

 

だいたいこういうのを動作確認するところは室内でしょうからHIGHスライドを入れたままだとほぼ針は動きませんしね。壊れてると思ったんでしょう。

 

...というわけでL-28c2のほうは動作確認ミスによる完動品でした。

 

嬉しいのやら、嬉しくないのやら。

 

ジャンカー生活を長くやっているとこういうことも稀にあるんですよね。

ソレを狙っていると大体外れるのも世の定めですので狙ってはいけないです。

 

どうしようかな、冒頭の外装損壊品のL-398。