今更、こんな花形機種のブログ記事を書いたところで先輩諸兄様の記事に埋もれるのは間違いなしですが国産カメラを主軸においている私のブログですからやはり外せない機種だと思うんですよね。
まだコートの要らなかった秋ごろ、新宿某店にて購入したニコンSPです。
手にしたときはだいぶ舞い上がっていたのを覚えています。
ついにニコンSPか~!という気分でしたね。
まさかライカM3のほうが先になるとは思ってもいませんでしたが。
レンズは黒鏡筒のNikkor-S.C 5cm f/1.4が付いています。
すでにニコンS2用に 銀鏡筒のS.C 5cm f/1.4がありますから、いっそ新型のNikkor-S 50mm f/1.4でもいいかと思ったんですが、いかんせん高価ですし時代的にもSPには合わないですからね...
ただよく見てみると、銀鏡筒モデルと構成は同じでもコーティングは青系のものからパープル系のものに変わっています。カラーで撮るなら新型の方が良いかな?
よく並べられる構図
ニコンFのシャッター関連がニコンSPをベースに制作されたのはあまりにも有名な話ですが面白いほどに似ていますね。
ニコンSPではニコンメーターの連動がシャッターダイヤルローレットでのギア連動だったのがFではポッチでの連動となっていますね。
特筆すべきはそれくらいかしら。
ニコンS2型と一緒に。
個人的にはニコンS2型のほうがデザイン的には好みですね。
ただスローシャッターダイヤルにキヤノンのようにロックが無いため、幾度か1/30使用時にスローが掛かりコマを無駄にしたこともあり一軸不回転のほうが安心かなーと思いますね。
厳密にはニコンS2の後継はS3のようです。
デザイン的にはS3のほうが好みなんですけどね。
どうもブライトフレーム採光窓の部分を丸くしてある工作が気に食わないのです。
手元のアサヒカメラ1958年4月号にニコンSPのニューフェイス診断室が載っていました。例のごとく非常に辛口でのっけから欠点が指摘されています。
いずれもNikon SP / Nikkor-S.C 5cm f/1.4 UV使用
APX100 (D-76)となります。まぁ、安定した画質ですね。
カラーフィルター使用ではありませんが、コントラストが強くシャープですね。
不完全燃焼感が否めませんがこんなところです。では。