昨年7月にニコンD600を購入して以来それはそれは便利に使っていたわけですが(それまで数年一台もデジタル一眼レフがなかったというのも相まって)ここに来てニコンD800も追加で購入しました。
D600に不満があるかといえばそうでもなく、単に目移ろいしたのみです。
そりゃニコンFとニコマートFTnが並べられてれば...という例えは不自然か、ニコンF100とF80が並べられてればF100に手が伸びますよね。
D800は前々から興味は持っていたもので思いの外安く手に入り良かったと思います。
ファインダーは角窓から丸窓となり、アイピースシャッターも付き(使わねえ)中級機並みの操作系になり...と世代は同じながらもそこそこの違いがあります。
肩液晶の違い、露出補正表示バーが付きましたね。
なにげに構えていないときに具体的数値が表示されるのは嬉しいのです。
なにせいちいち±0まで戻し(そうすると露出補正表示が消える)設定して直していましたから。
縦グリップを取り付けるとこんな感じとなります。
やはり一回り大きく大柄になったのは否めません。
縦グリップなんて滅多に使いませんけどね、ただ望遠レンズ使用時には便利かと思います。
(痛いオタクみたいになっちゃった...())
ある程度の望遠レンズとなるとレンズ側に三脚座が取り付けられていますがこういう時は確実に縦グリップはあったほうが便利かな。
機材紹介はここまでとして、試写の紹介です。
先日はTwitterのFFである汽鐵氏とともに東京タワー周辺を撮影がてら散歩してきました。
さすがに3600万画素のカメラですから高感度耐性も強くなく通常時であっても手ブレが気になりそうなもので三脚を持参しました。中型三脚とはいえ4kgの物体を片手に持って歩くのは体育成績3のもやしには苦しかったですね。
久しぶりに途中写真にも上げたAi Nikkor 300mm f/2.8Sも持参しました。
それだけで7kgですかあ、それだけじゃないですからただの苦行です。
東京タワーです。見りゃわかりますね←
高度経済成長期の象徴のような建造物ですが、他の当時の建造物の多くが廃れている現在も現役で維持保全され美しさを保っています。観音クラウンの時代の建造物とは思えませんね。
赤の塗料は波長の都合で退色しやすいそうで、町中の看板も赤だけが退色しちぐはぐな文言になっているものも多く見受けられますが5年、7年に一度は塗り替えられているそうです。建造以来11回塗り替えられているというから驚きました。
それはさておき撮影は先述の方より借りたAi Nikkor 50mm f/1.2Sです(ISO100、開放)
f/8
開放はまるでトイレンズ(失礼)ですが、絞れば3600万画素でも破綻を見せずこれほど表情が大きく変わるレンズも惹かれますね。
f/16
Ai Nikkor 300mm f/2.8Sにて(ISO1600 f/5.6)
歩道橋の上から撮影しましたが、幹線道路の上にあるだけに自動車の振動がひどく仕方なくISO1600を使用しました。さすが近代的なデジタルカメラだけあってISO1600も十分実用的ですね。
TEFNON 70-210mm f/3.5にて(ISO800 f/11 70mm)
突然のネタレンズです。
如何にもジャンクコーナーで数百円の値札を付けられ転がっていそうなレンズですが、これがまた素晴らしく写るのですよ...当時から定価26,000円の安物ズームレンズとあって兎角蔑ろに扱われがちなものでありますが侮れません。
なにせこの個体もペコちゃんの店で300円で購入したものですからね。
拡大してみると3600万画素でも十分解像しています。まぁ、絞れば、ですが。
他にもいくつかコツはありますね...
RAWからアオッてみました。高画素機の意義は画像編集にあるんでしょうね。
Ai Nikkor 50mm f/1.4にて(ISO100 4sec f/16)
Ai Nikkor 300mm f/2.8Sにて(ISO100 4sec f/16)
上の写真と同じ位置から。気持ちの悪いほどに解像していますね。
カメラとしての基本性能はD600で満足していたもののボディの造りの良さや諸性能はさすが上位機種だけあり向上していると思います。
さすがに2012年のカメラですから高感度性能はそれほどではないものの、正直なところ私のカメラワークでは無問題です。まぁ、鳥でも撮るようになれば更新したほうが良いかもしれませんが。
では。