今日暇だったからなんとなくカメラ整理をしていたらジャスピンコニカことコニカC35AFが出てきた。
ここを読んでいるだろう人は既知だろうと思うが、小西六が1977年に発売した世界初のオートフォーカスカメラ。
今思うと僕のフィルムカメラとの再開もこのカメラからだった気がする。
僕が小学校4年生の頃、前年から始めたジャンカー生活がようやく整ってきた頃でハードオフへ言っては壊れたビデオデッキだのテープレコーダーだのを買ってはバラして遊ぶ日々が続いていた。
小学校の担任の先生もそんな僕を変わったヤツとして結構可愛がってもらってた。
自習用ノートにほぼ毎日ジャンク品をばらした簡単なレポート的な記事を書いていた気がする。
そんなある日、先生が学級図書に面白い本を置いたから見てみたらと声を掛けてくれた。その本はNHKのプロジェクトXの書籍版だった。
早速借りて読み進めてみるとその中にコニカC35AFの開発史があり大変興味深かったことを覚えている。
今でも覚えているのは、アメリカのハネウェル社製AFモジュールを採用したことくらいだが。
あの頃はハードオフにもまだこの時代のAFカメラが沢山あり、出かけたついでに触ったりしたよなぁ。
本体価格は大変安かったもので買おうと思ったもののフィルム現像代との折り合いがつかずに辞めた気がする。
それから数年後、中学に上がった頃同じジャンクコーナーからキヤノンEOS 55を拾いフィルムカメラのスタートを切った。
あのときは高級感があると思ったものだが、今触ってみると全然だな…
50年代中盤、日本製カメラの品質が隆盛を極めた頃のカメラばかり触っているから物足りなく感じるんだな。
では。